受賞作品発表

大賞

    人形師と珈琲の小屋

    ペンネームシンキさん

    受賞コメント

    この度は大賞をいただき光栄です。私は人間と獣人が共存するスチームパンクの世界を描いています。来日後、日本の団地や独特な建築の造形に魅了され、日常の観察を作品に落とし込むことで密度を高めてきました。今後も好奇心を忘れず、より良い作品を目指して精進します。

    作品説明

    本作は「死者の魂を人形に移す」という架空のサービスを巡る物語です。実際には魂の転移は不可能ですが、人偶たちは一ヶ月間の訓練を経て、故人の仕草や習慣を完璧に再現します。スチームパンクな世界観の中で、家族を癒すための「優しい嘘」と、その裏側にある人偶たちの努力を表現しました。

    講評

    工房内に配置された膨大な数の小物一つ一つが丁寧に描きこまれており、圧倒的な情報量で世界観の魅力を最大化しています。それでいて、引きで全体を見た際のバランスも高度に計算されており、美しい光の表現も相まっていつまでも眺めていたくなるようなイラストに仕上がっています。一枚絵として群を抜いた完成度が多くの審査員から高い評価を受けました。